年上を敬うべきか?
最近の若い人で、年上を敬う理由が分からない。年上というだけで能力・人間性が優れない者は多くいる。そんな人を尊敬できないと主張する人がいます。
勿論、若い人だって、年上を敬っている人は大勢いると思いますし。若者と一括りにするのも失礼な話だとも思います。
ちなみに、私は年上を敬う理由が分からないとする考え方についてダメだとは思いません。
それが常識だから守る必要があるんだと頭ごなしに言う年配者の方が問題だと感じるぐらいです。
むしろ、伝統的なことに対して自分の考え方を主張できることは素晴らしいと思うと共に、若い人を頼ましく感じます。
私は個人を尊重する考え方が好きです。そのような考え方からすれば、人は対等であるべきだと考えています。
ですが、年上の人を敬うべきかと聞かれると、日本にいるうちは年上の人を敬うべきであると答えます。
それは、儒教の考え方が日本人に深く浸透しているからです。
年上を敬わない・礼儀を欠くということは、
・年上を不快にさせる
・自分の品格が疑われる
ことに繋がります。
年上を敬う理由を適当に答えることはできます。
しかし、他の人に聞いたらその答えは様々なのではないでしょうか。
ですから、明確な答えなんて存在しないと思っています。
もし、どなたかが、年上を敬わなくても良いという結論を出して、実践したとしても年上を敬わなければ、年上を敬うべきだと考えている方々からの反感を買うだけだと思います。
若者の中には、年上であるだけで、能力がないものは敬えないと言う人も多いでしょう。
その気持ちは十分に理解できますが、能力で態度を変える人を見ると私は好ましく感じません。
確かに年齢に関わらず能力が優れている人は尊敬できます。ですが、能力がなくても人間性が優れている者も多くいます。
実際、先人達から学ぶべきものは多いでしょう。
能力が優れず失敗が多い人からも学べることがあります。
その人がどのように失敗してきたのか観察するだけでも、自分が取るべき行動が分かるでしょう。
結果、今の日本にいるうちはその理由が分からなくても、年上に対して礼儀を尽くした方が良いと私は考えています。
年上を敬う価値観について考察してみた。
年上を敬わなければならないという価値観について考察してみました。
〇年配者の価値観
結局、明確な答えはわからないのですが、適当に答えるのであれば背景の違いによるものだと思います。
インターネットがない時代は、年上や先輩の知恵、知識、経験の恩恵を受けてきました。むしろ、年上や先輩がいなければ自分が成長できる環境になかったのだと思います。
恩恵を受けてきた年配者からすれば、年上を敬うことは当たり前なのでしょう。そうしないと自分が損するのですから。
そうやって、生きてきた年配者からすれば、年上を敬わないという価値観はありえないのだと思います。
さらに言えば、当時は世界各国の情報が乏しいのだから、グローバルな考え方など理解しようがありません。
重要なのは日本文化の中で、どう生きていくのかというのが、年配者の持つ価値観なのではないでしょうか。
〇若者の価値観
現代はインターネットの普及に伴い、年上や先輩を頼りにしなくても専門家などの意見を聞くことで答えを導けるようになりました。
自分の成長に年上や先輩の存在が、絶対に必要な状況ではなくなってきたのだと思います。ですから、年上を敬ったところで、恩恵を受けとる機会が少なくなったのでしょう。
恩恵を受けていると感じない以上、年上や先輩を立てる意味がわからなくなるのは当然のことだと思います。
能力のある先輩からは、恩恵を受けているのだから敬う気持ちが分かります。
一方、能力のない先輩からは、本当に何も受け取るものはないと考えているのではないでしょうか。
ですが、実態はインターネット上にある様々な情報は年上からの発信であることが多いと思う。
インターネットの性質上、その情報を誰が発信したのかは分からないだけなのではないでしょうか。
昨今、グローバル化が進んでいるため、西洋や欧米の個人を尊重する文化が少しずつ浸透してきていると思う。その中には、個人を尊重する価値観が入り込みます。
そうなると、年上だから敬うという考え方がおかしいのではないか?という考えかた、価値観も生まれてくるのでしょう。
価値観の押し付けが最もよくない
社会では年上を敬えと言う人は多いです。そういうことを言う人が年下を蔑ろにしていることをよく見ます。
そんな人を見て思うのが、年上を敬うと言うことは年下を蔑ろにして良いということではない。年上に礼儀を尽くした上で、個人を尊重することが大切なことなんだと思います。
年下を蔑ろにしていると、仕事で役職が付いたとき、部下がついてこないなど問題になることだってあります。
ですから、どのような人に対してでも丁寧な態度をとることが良いのでしょう。
ちなみに、私は年上を敬い、年下を蔑ろにする人を嫌いだとは思っていません。この人はそういう価値観の人なんだとそれはそれで納得するのです。
儒教のような考え方をする人もいるし、個人を尊重すべきだと言う西洋的な考え方の人もいます。
私はどちらも間違っていないと思っています。あくまでもその人の価値観でしかありません。
私が最も嫌っているのは、相手に価値観を押し付けることです。価値観を押し付けることは争いになります。
色んな人がいて良いと思います。色んな人がいるから、世の中は面白いのです。
そうは言っても、やはり年上を敬うべきだとは思います。
ですが、仮に年上に礼儀を尽くせないとしても、年下を蔑ろにしないのであればそれはそれで良いとも思ってます。
相手がどのような価値観でも良いのです。
あくまでも、自分が取るべき行動は、年齢を問わず丁寧に接し、自分と考え方が違っても価値観を押し付けないことなんだと考えます。
まとめ
昔と比較すると、時代の流れが速くなってきています。グローバル化が進み、様々な文化が日本に取り入れられるでしょう。
若者には、世界各国の良い文化を吸収し、より良い日本文化を形成してもらいたいと思っています。