書評

【書評】一生かかっても知り得ない年収1億円人生計画〔お金を稼ぎたいあなたへ〕

こんにちは、shiroです。

あなたは、

今以上にお金を稼ぎたいと思っていませんか?

今回は、江上治氏の「一生かかっても知り得ない 年収1億円人生計画」を購入し読んでみましたので、ご紹介します。

【結論】本書籍を読むべき人

本書は、年収1億円を得るために人生計画が大切であることを説いている1冊です。

ずばりお勧めの人は、

①自由を勝ち取りたいと考えている人

②年収1億円を超える人の思考法を知りたい人

です。

逆にお勧めできないのは、本書だけを読んで「大金持ちになれる」と考えている人や「楽して大金持ちになりたい」と考えている人ですね。

残念ですが、本書を読んで年収1億円になれるわけではありません。

本書は、

・年収1億円を超える人に共通する思考法

・自分という素材の活かし方

・自分ブランドを作るための大切なこと

などが記載されています。

繰り返しになりますが、「年収1億円を超える人に共通する思考法を知りたい」という人向けの書籍です。

結局、成功するには人より何倍も努力が必要で我慢強くあることが必要だということでした。

決して、楽に自由を勝ち取れるというような話ではありませんので、大金を稼ぐには覚悟が必要になります。

年収1億円人生計画 一生かかっても知り得ない [ 江上治 ]

書籍の紹介

本書は、年収1億円を稼ぐための人生計画について記載している一冊です。

本書は、プロローグ、第1章~第3章と附録に分けられています。

プロローグ:年収1億円を目指す覚悟

 ラクじゃない自由か、ラクな奴隷か、それが年収1億円「人生計画」の大問題だ

第1章:第一次人生計画 0歳から社会に出るまで

 社会に出るまでの「環境」で、年収1億円「稼ぐ人」「稼げない人」の基準値が決まる

第2章:第二次人生計画 年収2000万円の段階に

 「過去の棚卸し」だけで年収2000万円は実現できる

第3章:第三人生計画 年収2000万円から年収1億円へ

 「人・情報・お金」を味方にできれば、苦しいが年収1億円になれる

附録:年収1億円「人生計画書」のつくり方

 「何のために」「誰のために」稼ぐか、愛と生産的な仕事がバラ色の未来をつくる

第1章には、「稼ぐ人」「稼がない人」は環境からつくられることが記載されています。

0歳から社会に出るまでの内容であり、親や学校などの周囲の人の影響が大きいとのことでした。

第2章には、自分という素材を最大限に活かす方法が記載されています。

2000万円という年収レベルを獲得するキーワードは、「調べる」「真似る」「耐え忍ぶ」ことのようです。

第3章には、自分ブランドをつくるために大切なことが記載されています。

人との関わり方、お金の考え方などについて学ぶことができます。

所感

本書籍を読んだ感想です。

0歳から社会人までの人生計画が運に左右される

子供時代に何を「自分で選択」したかによって勝敗が決まるとのことでした。

親や学校などの環境の影響が大きいとのことで、運に左右されるところが大きいなと思います。

生まれた国などどうしようもないところがあるのは実態で、運の要素が1つもないというのは嘘だと思いますが、既に社会人になっている人には修正できない点ですよね。

今さら感が強くて親として子供にどうやって教育すれば良いのかということは学ぶことができますが、本人として始めから人生計画立てられないし、修正できません。

本書は、第1章が一番の問題点だと思います。

年収2000万円の段階から現実離れ

サラリーマンで年収2000万円を稼ぐのは難しくないように言っていますが、普通に難しいですよね。

そもそも、サラリーマンの平均年収400万円ですし。

民間の給与で年収1500万円から2000万円を稼ぐサラリーマンが、男性で1.1%、女性で0.14%って言っている時点で無理ですよね。

入る会社をしっかり調査して、かつそこで結果を残してようやく到達できる頂きであって、本当に業種に左右されます。

その仕事は伸びる業界なのか、しかも結果と給与が直結しているのかなど様々な問題があるので、ハードルの高さを感じました。

プロ野球選手を例にするのはイマイチ

プロ野球選手の小久保選手のエピソードが多くでてきます。ただ、参考にはなりません。

結局、小さい頃から野球を猛練習してプロになったということですから、例にするのは経営者だけで良かったのではないかと感じます。

ちなみに、世の中の経営者に共通する思考法は参考になると思います。やっぱり成功者の思考法は凄いと思いますし、学べるところは多いですね。

自分ブランドの確立は役に立つ

正直、第3章が最も大切です。というより第3章が全てのような気がします。

実際、年収2000万円の達成と年収1億円を超えるのでは、全然違うでしょうし。

サラリーマンで年収1億円はまずありえないので、基本的には経営者や自営業に限られると思います。

世の成功者の共通の思考法は経営者や自営業では必要になると思うので、どうやってブランディングしていくのか重要ですよね。

あとは、協力者が必要とのことなので、人間力も大切だということなのでしょう。

実際、成功者の多くが人間力が大事って言っているので、あらためて人間力を鍛えることの重要性について考える機会を得たと思います。

年収1億円を超えるには特化したものが必要

日本社会って、バランス良く育てる傾向があるので、仕事で優秀な人は能力が特化していないと思います。

仕事では苦手なことを教えるより、得意なことをさらに磨き上げるようにした方が人が伸びると教わりますが、大体苦手なところを克服させますよね。

日本の教育の悪いところだと私は思っていますが、バランス良く育てることが多い日本では、能力の特化ができればチャンスがありそうな気がします。

まとめ

本書は、

①自由を勝ち取りたいと考えている人

②年収1億円を超える人の思考法を知りたい人

にお勧めの書籍です。

成功するには人より何倍も努力が必要で我慢強くあることが必要です。

そして、年収1億円を超えるには協力者が必要なため、人間力も鍛えることが重要であることが学べます。

年収1億円人生計画 一生かかっても知り得ない [ 江上治 ]